2003年 5月16日 作成 総費用法 >> 目次 (テーマ ごと)
2007年 8月16日 補遺  

 

 
 前回の最小自乗法と同じ例を使って、総費用法を記述する。



  売上高 総費用 (変動費 + 固定費)
1 月 2,000万円 1,000万円
2 月 1,500万円 800万円
500万円 200万円


 

 
 したがって、変動費率は以下のようになる。



変動費率 200 ÷ 500 = 0.4 (40%)
変動費 売上高 × 変動費率
固定費 総費用 − 変動費




 

 
 したがって、変動費と固定費は以下のようになる。



  変動費 固定費 合計 (総費用)
1 月 2,000 × 0.4 = 800 1,000 − 800 = 200 1,000
2 月 1,500 × 0.4 = 600 800 − 600 = 200 800


 

 
 つまり、変動費 (a) と固定費 (b) には以下の連立方程式が成立する。



1 月 1,000 = 2,000 × a + b
2 月 800 = 1,500 × a + b


 

 
 次回は、限界利益の考えかたを適用した損益分岐点の計算例について述べる。



[ 補遺 ] (2007年 8月16日)

 「総費用法」 は、売上高のぶれと総費用のぶれ を前提にして、変動費率を導出し、変更費 (売上高 × 変動費率) を計算する やりかた です。取り立てて説明はいらないでしょう。




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