以下を前提にして、損益分岐点を計算してみる。
(1) 商品の単価は 100円である。
(2) 販売量を 100個 とする。
(3) 変動比率を 0.4 とする。
(4) 固定費を 6,000円とする。
なお、変動比率の計算のしかたは、前回および前々回を復習されたい。
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販売量 |
売上高 |
限界利益 |
固定費 |
利益 |
120 |
12,000 |
12,000 (1−0.4) = 7,200 |
6,000 |
1,200 |
100 |
10,000 |
10,000 (1−0.4) = 6,000 |
6,000 |
0 |
80 |
8,000 |
8,000 (1−0.4) = 4,800 |
6,000 |
△1,200 |
したがって、(単価を 100円とすれば) 販売量 100個が損益分岐点となる。
次回は、限界利益を使った 「販売政策」 の簡単な例を述べる。
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[ 補遺 ] (2007年 9月 1日)
変動費率を使った簡単な応用例なので、取り立てて、説明はいらないでしょう。
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