1. 「生産管理」 という呼称
「生産管理」 という」用語が文献のなかに現れるようになったのは 1950年代である。
「MRP U」 の体系が整ったのは、1970年代である。
2. 情報の作成・変換・伝達
生産活動では、以下のような情報の作成・変換・伝達がおこなわれる。
↓ 資材・部品の所要量を見積もる。
↓ 加工・組立の手順をきめる。
↓ 加工・組立の所要時間を見積もる。
↓ 労働力を見積もる。
↓ 自製・外注・購買の区別をする。
↓ 製造の基本日程を作成する。
↓ 製造命令を発行する。
↓ 外注品・購買品を発注する。
↓ 負荷計画を作成して、設備能力と作業負荷を平準化する。
↓ 日程計画を作成する。
↓ 機械設備、作業者に作業を割り振る。
↓ 作業の実行を指図する作業票を発行する。
↓ 資材の移動を指図する移動票を発行する。
↓ 作業の進捗状況を示すデータを収集する。
↓ 変更(設計変更、計画の変更)に対応するための指図をする。
↓ 製造の完了を報告する。
生産管理の直接の目的は、
工場の情報伝達 (情報システム) を整備・運用して、製造を合理的におこなえるようにすることにある。