2004年 9月 1日 作成 生産管理の体系 (情報の作成・変換・伝達) >> 目次 (テーマごと)
2008年12月 1日 補遺  

 
1. 「生産管理」 という呼称

 「生産管理」 という」用語が文献のなかに現れるようになったのは 1950年代である。
 「MRP U」 の体系が整ったのは、1970年代である。

 
2. 情報の作成・変換・伝達

 生産活動では、以下のような情報の作成・変換・伝達がおこなわれる。

  ↓ 資材・部品の所要量を見積もる。
  ↓ 加工・組立の手順をきめる。
  ↓ 加工・組立の所要時間を見積もる。
  ↓ 労働力を見積もる。
  ↓ 自製・外注・購買の区別をする。
  ↓ 製造の基本日程を作成する。
  ↓ 製造命令を発行する。
  ↓ 外注品・購買品を発注する。
  ↓ 負荷計画を作成して、設備能力と作業負荷を平準化する。
  ↓ 日程計画を作成する。
  ↓ 機械設備、作業者に作業を割り振る。
  ↓ 作業の実行を指図する作業票を発行する。
  ↓ 資材の移動を指図する移動票を発行する。
  ↓ 作業の進捗状況を示すデータを収集する。
  ↓ 変更(設計変更、計画の変更)に対応するための指図をする。
  ↓ 製造の完了を報告する。

 
 生産管理の直接の目的は、
 工場の情報伝達 (情報システム) を整備・運用して、製造を合理的におこなえるようにすることにある。





[ 補遺 ] (2008年12月 1日)

 生産活動に対応した 「情報の生成・変換・伝達」 の体系を確認しているだけであって、取り立てて 「補遺」 はいらないでしょう。





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