1. 計画部品表 (プラニング・ビル)
マスター・スケジュール (基準生産計画) の対象品目を定義したら、以下の構成を、計画部品表を使って記述する。
(1) 見込生産用の構成
(2) 受注生産用の構成
2. 見込生産の ファミリー 構成用計画部品表
(1) 個々の製品に対して、セールス を予測するよりも、ファミリー として、セールス を予測するほうが、
たやすい。つまり、遠い将来まで予測するなら、品目の集合を、できるだけ、大きくする。
(2)近い将来を予測するほど、予測は正確になる。
つまり、個々の品目についての予測は、できるだけ、近い将来にとどめる。
(3)見込生産の ファミリー に対して予測を実施し、個々の品目に対して、比率を使って、予測数値を
割り当てる。
3段変速の自転車(1,000台/週)
┣ 自転車 1 (10%)
┣ 自転車 2 (20%)
┣ 自転車 3 (15%)
┣ 自転車 4 (25%)
┗ 自転車 5 (30%)
┏━<<ファミリー 構成の基礎情報>>━━━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥
┃
┃ 部品番号(例えば、100-module2)、名称などの記述項目(たとえば、leather seatとか)
┃ 基準生産計画番号(たとえば、3)
┃ 品目番号 記述 使用比率
┃ 100-0124 共通部品 100
┃ 100-1103 21インチ・フレーム 60
┃ 100-1206 23インチ・フレーム 40
┃
┗━━━━━━━━━…………………‥‥‥
3. 組立生産の ファミリー 構成用計画部品表
組立生産の ファミリー 構成用計画部品表では、最終完成品を構成する オプション 品を示す。
5段変速の自転車 (1,000台/週)
┣ 共通部品 (100%)
┣ フレーム
┃ ┣12インチ (50%)
┃ ┣22インチ (30%)
┃ ┗23インチ (20%)
┣ シート
┃ ┣ビニール (70%)
┃ ┗本皮 (30%)
┣ ハンドル
┃ ┣標準 (80%)
┃ ┗ドロップ (20%)
┗ 電灯
┣ハンドル (50%)
┗車輪軸 (50%)
4. 予測の繰り返し(forecast propagation)
計画部品表を作らないのであれば──定期的に、或る数量の オーダー があるときなど──、
「予測の繰り返し」を使う。すなわち、予測の間隔を定義して、予測数量を記入する。
(1) 予測数量 (the quantity to be forecasted)
(2) 予測間隔 (the interval between forecasts)