━■ 基礎概念 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ディスパッチ 法 (dispatching)
(1) ディスパッチ・リスト
(2) 作業伝票、移動票、出庫票
(3) 優先度の変更
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. ディスパッチ・リスト
ディスパッチ・リスト の具体例については、すでに述べてきた (9月16日を参照されたい)。
プライオリティ は、ディスパッチ・リスト を使って現場に伝達される。
ディスパッチ とは 「作業の割り当て」 のことである。
(1) ディスパッチ・リストでは、シ゛ョフ゛ を着手順 (プライオリティ 順) に並べてある。
(2) ディスパッチ・リスト は、ワークセンタ- ごとに、まいにち、提示される。
(3) 遅延見込報告と対比しながら プライオリティ を コントロール する。
2. 作業票、移動票、出庫票
ディスパッチ の代表的な帳票が以下の帳票である。
(1) 作業票
(2) 移動票
(3) 出庫票
作業票は作業者に対して提示され、
移動票は運搬工に対して提示され、
出庫票は倉庫係に対して提示され、作業着手が指示される。
なお、差立ては作業実績の報告にも用いられる。
3. 優先度の変更
コンピュータ から出力される情報は計画上の優先度である。
実際の工場では、優先度を変更しなければならないことがある。
例えば、治工具の準備が間に合わないので、あとの仕事を先行するとか、ロット まとめを変更するとか。
実際の優先度を伝達するのが ディスパッチ・リスト である。