前回の最小自乗法と同じ例を使って、総費用法を記述する。
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売上高 |
総費用 (変動費 + 固定費) |
1 月 |
2,000万円 |
1,000万円 |
2 月 |
1,500万円 |
800万円 |
差 |
500万円 |
200万円 |
変動費率 |
200 ÷ 500 = 0.4 (40%) |
変動費 |
売上高 × 変動費率 |
固定費 |
総費用 − 変動費 |
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変動費 |
固定費 |
合計 (総費用) |
1 月 |
2,000 × 0.4 = 800 |
1,000 − 800 = 200 |
1,000 |
2 月 |
1,500 × 0.4 = 600 |
800 − 600 = 200 |
800 |
つまり、変動費 (a) と固定費 (b) には以下の連立方程式が成立する。
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1 月 |
1,000 = 2,000 × a + b |
2 月 |
800 = 1,500 × a + b |
次回は、限界利益の考えかたを適用した損益分岐点の計算例について述べる。
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[ 補遺 ] (2007年 8月16日)
「総費用法」 は、売上高のぶれと総費用のぶれ を前提にして、変動費率を導出し、変更費 (売上高 × 変動費率) を計算する やりかた です。取り立てて説明はいらないでしょう。
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