以下を例にして、販売政策を考えてみる。
(1) 単価 1,000円で 1日に 10,000個の売上高がある。
(2) 変動費は1個あたり 800円である。
(3) 値下げして売上高の増大を狙いたい。
(4) 以下のような予測をしている。
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販売単価 |
需要量 |
変動費 |
固定費の増加 |
900 |
12,000 |
700 |
20,000 |
800 |
14,000 |
600 |
30,000 |
700 |
15,000 |
600 |
30,000 |
[ 問題 ]
(1) 売価を いくらにしたほうがいいか。
(2) 競争上、売価を 700円に値下げせざるを得ない。
現状の利益を確保するためには、販売量は どれだけにすればよいか。
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販売単価 |
需要量 |
変動費 |
限界利益 |
総限界利益 |
固定費増加 |
利 益 |
1,000 |
10,000 |
800 |
200 |
2,000,000 |
0 |
2,000,000 |
900 |
12,000 |
700 |
200 |
2,400,000 |
20,000 |
2,380,000 |
800 |
14,000 |
600 |
200 |
2,800,000 |
30,000 |
2,770,000 |
700 |
15,000 |
600 |
100 |
1,500,000 |
30,000 |
1,470,000 |
[ 解答 ]
(1) (利益が最大になるのは、) 800円のときである。
(2) 20,300個。(2,000,000 + 30,000) ÷ 100)
次回は、「抱き合わせ販売」 を限界利益の観点から考えてみる。
[ 参考 ]
以上の例題は、以下の著作を底本にしています。
日比宗平 著、「実用 経済計算」、日本生産性本部、昭和 45年
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[ 補遺 ] (2007年 9月16日)
変動費率を使った簡単な応用例なので、取り立てて、説明はいらないでしょう。
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