1. 株式会社制度は 「三権分立」 型経営 システム である。
(1) 株主総会 (general meeting) 経営判断をおこなう。
(2) 取締役 (director) 経営判断の執行を管理する。
(3) 監査役 (auditor) 会計監査と業務監査をおこなう。
2. トップマネジメント の職能には以下がある。
(1) 受託職能 (trusteeship function)
(2) 全般管理職能 (general-management or administrative funciton)
(3) 部門管理職能 (departmental-management function)
3. トップマネジメント の組織的職能には以下の 3つの階層がある。
(1) 取締役会 (受託職能を遂行する)
(2) 社長 [ 代表取締役 ] (全般管理職能を遂行する)
(3) 常務会 (部門管理職能を遂行する)
4. 経営判断 (意思決定) は、以下の 2つに分類できる。
(1) 臨時的・評価的 (企業あるいは事業の設立・変更・拡張・廃業・解散など)
(2) 経常的・継続的 (事業過程の運営)
[ 参考 ]
事業過程については、(Advanced Learner's の) 「現代経営の基礎構造 (企業と事業)」 を参照されたい。
5. 組織的職能と経営判断には以下の関係が成立する。
(1) 臨時的・評価的な経営判断は、取締役会がおこなう。
(2) 経常的・継続的な経営判断は、常務会がおこなう。