━■ 基礎概念 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1) 負荷情報
(2) 優先規則
(3) クリティカル 比率
(4) ディスパッチ・リスト
(5) 進捗状態
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1. ワークセンター の負荷情報
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┃ ワークセンター(たとえば、FAB)、名称などの記述項目
┃ 負荷比率
┃ 週 開始日 作業日 能力工数 効率 リリース工数 計画工数 0% 100%
┃ 01 05/01/17 5 122 0.85 34.5 34.5 ******************
┃ 02 05/01/25 4 102 0.85 16.0 16.0 ******
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┏━<<ワークセンター作業情報>>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃ ワークセンター(たとえば、FAB)、名称などの記述項目
┃ 部品番号 オーダー番号 週 ロット番号 作業番号 開始日 完了日
┃ 1000-0628 REP050110 05/01/17 001 0100 05/01/20 05/01/22
┃ 1000-1101 ME1057 001 0100 05/01/20 05/01/22
┃
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┃ 前ワークセンター 次ワークセンター 計画工数
┃ FAB010 LAST OPR 17.0
┃ FAB012 LAST OPR 10.0
┃
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┏━<<作業の詳細情報>>━━━━━━━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥
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┃ オーダー部品番号(たとえば、1000-0628) オーダー番号(...) ロット番号(...)
┃ 開始日: 05/01/20 現ワークセンター(たとえば、FAB) オープン数量
┃ 終了日: 05/01/22 現作業番号(たとえば、0100)
┃
┃ 作業番号 ワークセンター番号 作業記述 状態
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┃ 開始日 実行時間 移動時間
┃ 完了日 overlapp 待ち時間
┃ 段取り時間 post-op 時間 最大ロット
┃
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[ 参考 ]
代替ワークセンターおよび代替作業を用意する。
2. 優先規則
(1) 作業の順序は、以下の諸点を考慮して、判断される (いずれかのやりかたを使う)。
(1) クリティカル 比率
(2) 予備時間 (slack time)
(3) 作業開始日の順番
(2) クリティカル 比率は、以下のように計算される。
(オーダー の納期日 − 現在日) ÷ (オーダー の納期日 − 作業開始日)
(3) 予備時間は、以下のように計算される。
{(オーダー 納期日 − 現在日)×(標準労働時間/日)
−(これからやらなければならない作業の時間)}÷ (これからやらなければならない作業の数)
3. ディスパッチ・リスト
それぞれの ワークセンター に対して、製造 スケジュール と作業負荷を調整したら、
以下の点を、ディスパッチ・リスト として、指示する。
(1) 実行作業 (what operations are to be performed)
(2) 作業の順序 (and in what order)
┏━<<ディスパッチ・リストの情報>>━━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥
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┃ ワークセンター(たとえば、FAB)、名称などの記述項目
┃ 能力工数(時間): 20.50 移動: 0 待ち: 0 工程内待ち: 0
┃ 組立部品番号 オーダー番号 記述 開始日 完了日 段取り時間 実行時間
┃ 1000-0628 REP050110 検査 05/01/20 05/01/22 .00 16.0
┃ 1000-1101 REP050117 検査 05/01/17 05/01/23 .00 50.0
┃
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4. 進捗状態
(1) どの製造 オーダー が、着手されているのか。
(2) それらは、どの程度の作業負荷なのか。
(3) それらが、どの工順のなかで、どこに投入されているのか。
(4) それらは、納期に対して、どのような進捗状態にあるのか。
┏━<<工程の状態情報>>━━━━━━━━━━━━━━━━━………………‥‥‥‥
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┃ オーダー部品番号: 1000-0628 開始日:05/01/17 オーダー数量: 20
┃ オーダー番号: M1274 納期日:05/01/20 スクラップ数: 0
┃ ロット番号: リカバリー数: 0
┃ ワークセンター 作業番号 実際段取り時間 実際実行時間 完了数 状態 理由
┃ 2000-0111 0010-010 .40 35.00 200 C
┃ 2000-0112 0020-010 .00 00.00 0 Q 1
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(Operation Delay by Order)