2006年 2月 1日 作成 購買管理 (ブランケット・オーダー) >> 目次 (作成日順)
2010年 5月 1日 補遺  

 

 
━■ 基礎概念 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(1) ブランケット・オーダー
(2) 納入 リードタイム

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1. ブランケット・オーダー (blancket order)

 (1) ブランケット・オーダー は、
    生産・在庫管理部門が或る品目の1年分の所要量を見積もり、
    購買部門が ベンダー と大量買い入れについて交渉することである。

   (1)-1 購買部門は、まず、ベンダー に見込み数量をまとめて知らせる。
         そのあとで、公式に納入数量を、順次、発令する。
   (1)-2 契約は長期に及ぶから ベンダー 側としては値段を安くすることができる。

 (2) ブランケット・オーダー は MRP を使えば スケジュール がしやすくなる。

   (2)-1 MRP では所要量計画の期間範囲を 1年程度にしている。
         購買係は、ブランケット・オーダー の量を見積もりやすい。
   (2)-2 ブランケット・オーダー では、納入 スケジュール を、あらかじめ、きめている。
         再計画をすることが少ない。
   (2)-3 MRP を使えば、所要量と手持在庫量の バランス を考慮しながら納入を指示できる。
         したがって、資材が必要日に揃うようにすることができる。

 
2. 納入 リードタイム

 購買担当者が購買先 (ベンダー) に対して納期を確実に守ることができるように、納入 リードタイム を長目にしておくように勧めることがあるが間違いである。納期を守らせるための前提は、適切な スケジュール を作ることである。発注先は MRP を使い、計画 オーダー の予定を ベンダー に知らせる。

 (1) 計画期間のすっと先のほうの予定は能力計画用に使う。
 (2) 中期のほうは資材計画用に使う。
 (3) 直近のほうは実際の納入計画用に使う。



[ 補遺 ] (2010年 5月 1日)

 本 エッセー そのものについては、取り立てて補遺はいらないでしょう。

 購買方式については、前回、列挙しました──それらの購買方式のなかで、「長期契約 (内示購買) 方式」 が 「ブランケット・オーダー」 と云われています。





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