━■ 基礎概念 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1) ブランケット・オーダー
(2) 納入 リードタイム
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1. ブランケット・オーダー (blancket order)
(1) ブランケット・オーダー は、
生産・在庫管理部門が或る品目の1年分の所要量を見積もり、
購買部門が ベンダー と大量買い入れについて交渉することである。
(1)-1 購買部門は、まず、ベンダー に見込み数量をまとめて知らせる。
そのあとで、公式に納入数量を、順次、発令する。
(1)-2 契約は長期に及ぶから ベンダー 側としては値段を安くすることができる。
(2) ブランケット・オーダー は MRP を使えば スケジュール がしやすくなる。
(2)-1 MRP では所要量計画の期間範囲を 1年程度にしている。
購買係は、ブランケット・オーダー の量を見積もりやすい。
(2)-2 ブランケット・オーダー では、納入 スケジュール を、あらかじめ、きめている。
再計画をすることが少ない。
(2)-3 MRP を使えば、所要量と手持在庫量の バランス を考慮しながら納入を指示できる。
したがって、資材が必要日に揃うようにすることができる。
2. 納入 リードタイム
購買担当者が購買先 (ベンダー) に対して納期を確実に守ることができるように、納入 リードタイム を長目にしておくように勧めることがあるが間違いである。納期を守らせるための前提は、適切な スケジュール を作ることである。発注先は MRP を使い、計画 オーダー の予定を ベンダー に知らせる。
(1) 計画期間のすっと先のほうの予定は能力計画用に使う。
(2) 中期のほうは資材計画用に使う。
(3) 直近のほうは実際の納入計画用に使う。