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Will is no skill. |
武蔵丸戦では、武蔵丸 (横綱) は、貴乃花 (横綱) の弱点 [ 痛んだ膝 (足)] を蹴ることができたはずだったが、そうはしなかった。武蔵丸関が貴乃花関の膝を蹴れば、勝負は一瞬に終わっていた、と思う。しかも、四つに組んでも、武蔵丸関は、貴乃花関の膝を配慮して、勝負に集中できなかったのではないか、と思う。武蔵丸関にとっては、そうとうに取りにくい相撲だった。武蔵丸関が、勝ちたいがために、貴乃花関の痛んだ足を払ったら、武蔵丸関の「横綱」としての名声は、間違いなく、地に堕ちたでしょうね。
貴乃花関の最後の勝負 (引退の契機となった勝負) は惨めだった。平幕の力士に振り回されて、土俵を割った。この勝負を観ていて、小生は、痛々しさに堪えられず、思わず、テレビから視線を逸らして、顔を下に向けた (翌日、貴乃花関は、引退した)。 小生は、フットボール (サッカー) も大ファンです。鹿島アントラーズの大ファンです (小笠原選手、柳沢選手と中田選手のファンです)。秋田選手と相馬選手は、クラブの来季の構想から外れてしまいました。二人とも、かっては、日本代表として、名手の誉れが高かった選手です。二人が全盛の頃 (in prime)、クラブに対する貢献度は絶大でした。しかし、選手として、全盛を過ぎた今では、戦力外の扱いになってしまった、、、。
小生がスポーツをすきな理由は、チャンピオンになることを目指して戦い、たとえ、チャンピオンになっても、次の試合では、メダルをぶら下げて戦うことができないし、再び、チャレンジャーとして戦わなければならない、という点に対して魅力を感じるからです。
エンジニアにとって、「勲章」など「屁のつっぱり」にもならない。 もし、つねに戦うことが嫌になったら、試合を降りる (引退する) しかないでしょう。あるいは、技術の適応能力が落ちたら引退するしかないでしょう。
相撲では、まいにち、四股を踏むという基本的な稽古をします。フットボール選手も、基本的な技術を、まいにち、繰り返して練習します。ピアニストは、まいにち、基本的な運指法を練習します。身体運動や技術が問われる領域では、まいにち、基本的な技術を繰り返して練習します。 システムを実地に構築する渦中から2年ほど離れていて、いきなり、システム構築のプロジェクト・リーダーになる、というのは尋常ではない--しかし、こういうことが実際に起こっている(!) 杜撰な業界だと思う、、、。 (2003年12月22日)
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