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You can't give if you don't have. |
失敗を推奨することは、当然、できない。システム・エンジニアが、システム作りを失敗すれば、甚大な害が起こってしまう。システム作りでは、適切な設計図を作成して、設計図どおりに作って、作られたシステムに対してシミュレーション・テストを繰り返して、万全を期すことは、当然のことでしょう。したがって、技術は、つねに、的確でなければならない。
ただ、不安材料になる点は、高い技術力を体得したエンジニアでも、40歳を過ぎてから、技術力を、なお、向上する意欲があるかどうか、という点です。技術力が商品価値であれば、技術力が落ちれば、当然、商品価値は低下しますし、価値の低下した商品を、あえて、買う企業はないでしょうね。 技術の専門家として、1つの領域に対して集中することは、技術を improve するために大切なことですが、持っている卵を、すべて、1つの かご のなかに盛り込むことは、portfolio (投資資産運営) の観点から言えば、得策ではない。
若い世代のエンジニアに対して与えたい助言は、(「佐藤正美の問わず語り」のなかでも述べましたが、)3つの領域の知識・技術を習得してください。まず、プログラム作成の技術を習得してください。そして、いっぽうで、データベース設計の技術と会計学の知識を習得してください。プログラム作成だけでも、そうとうな技術を習得しなければならないので、これらの3つの領域を習得することは辛い、と思います。種を蒔く時期と実を刈り取る時期は同じではない。もし、あなたが20歳代であれば、いま、努力すれば、30歳代に、花開くと思ってください。もし、あなたが30歳代であれば、いま、努力すれば、40歳代に、花開く、と思ってください。 20歳代・30歳代であれば、人間関係と称した・小賢しい政治的な駆けひきを覚えなくても良い。そういう駆けひきは、いずれ、40歳代になれば、嫌と言うほど、やらなければならなくなるでしょうから。真っ直ぐに、愚直に、3つの領域 (1つの専門領域と2つの準専門領域) を修めてください。
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