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A good twenty as nineteen. |
前回まで、ときどき、述べてきたが、モデルは--およそ、モデルと云うなら--、以下の規則を提示していなければならない。(参考)
生成規則とは、許された文の形式を定義する。つまり、構文に関する文法のことをいう。 指示規則とは、(構文のなかで記述される) 定項--言い換えれば、「個体」と「述語」--を定義する。指示規則は、構文論と意味論の接点である。というのは、指示規則は、指示関係を記述するので。指示関係とは、「x は、y を指示する」という対応関係のことをいう。
指示関係では、x が記号であり、y が (記号外の) 対象--つまり、現実の事物--であれば、x のことを「対象記号」という。対象記号を扱う理論構成のことを「対象理論」という。
真理性規則は、「真」概念を定義する。「真」概念は、意味論の対象である。 範囲規則 (range の規則) は、真理性規則といっしょに提示され、与えられた文が成立する状態記述 (「真」および「偽」) の集合をいう。文の値が走る「ドメイン (domain)」と云ってもよい。
対象理論では、真理性規則として、一般手続きが、「真理値表」として確立されている。 もし、データ設計モデルのアウトプットが「程度の問題」として考えられているのなら、モデルがモデルではない--モデルとして、生成規則や指示規則を提示していない--か、あるいは、モデルを使う人がモデルを理解していない、という2点のいずれかでしょうね。
「意味と必然性--意味論と様相論理学の研究--」、ルドルフ・カルナップ 作、永井成男 他訳、紀伊國屋書店
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