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No fountain can rise higher than its source. |
荻生徂徠は、「世載言以遷 (世ハ言ヲ載セテ以テ遷ル)」 という文を 「学則」 のなかで綴っています。「学則」 は、七つの篇から構成されていて、「世載言以遷」 は 「二」 のなかに収録されています。
「二」 は以下の文で始まります。(参考 1)
空間の広さは、時間の長さと同じようなものである。時間の長さは、空間の広さと 徂徠は、「学則」 四 で以下のように述べています。(参考 2)
だから学問は古代を対象とせねばならぬ。しかし、古代がなければ現代はなく、
そこに事物が存するのだから、それを記録によって調べ、その差異を知る必要 ここで云う 「事物」 とは、徂徠にとって、「六経 (中国の 6つの経書、すなわち、易経・書経・詩経・春秋・礼 (らい)・楽経の総称)」 です。 さて、徂徠の考えを以下のように まとめることができるでしょう。
(1) 言・辞 (ことば) の意味は、文脈のなかで示される。 こういうふうに まとめてみれば、「なにをいまさら」 と苦笑されそうですが、キーワード のみを多数知って物事を知ったつもりになっている人たちが多いように感じるので--私も、うっかりすると、その罠に陥ってしまうので--、自戒を込めて、徂徠の考えかたを まとめてみました。もう一つ、自戒を込めて、
議論のなかに権威ある典籍を引用する人は、知性を用いないで記憶を用いる人である。
(参考 2) 「荻生徂徠」、尾藤正英 責任編集、中公 バックス 日本の名著、中央公論社、 |
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