Bloomsbury Thematic Dictionary of Quotations の セクション arrogance のなかで、以下の文が私を惹きました。
He was like a cock who thought the sun had
risen to hear him crow.
George Eliot (Mary Ann Evans; 1819-80) British novelist.
Adam Bede
Well, not bad, but there are decidedly too
many of them, and they are not very well
arranged. I would have done it differently.
James Whistler
His reply when asked if he agreed that the stars were espe-
cially beautiful one night.
Attrib.
これらの引用文で記されているほどの arrogant なひとを私は いままで 見たことがない。そこまでの arrogant であれば、それはそれで見事な arrogance だと思う──特に、二番目の引用文で記されている ことば を言える人物であれば、私は ひょっとしたら尊敬するかもしれない。勿論、そういうふうに豪語するときに 少しでも恥じらいを感じるような性質じゃだめであって、恥じらいを感じるのであれば単に誇張で言っているにすぎない。
一番目の引用文には不快感を覚えるけれど、二番目の引用文には私は寧ろ爽快感すら感じます。そして、そこまで貫通していない arrogance が臭味を放つのでしょうね。小粒な自惚れ屋 (smart-alec) なら わんさといる。
(2011年 5月 1日)