絶対的な善行という行為はなく、それは、いつでも、悪行に転化しうる。 僭越とは、これを わきまえない独善をいう。 大切なことは、相手の立場 (あるいは、反対の立場) になって思うことだ。
自らに対する批評は、やはり、気になる。 が、伸ばせる才能は 伸ばすがよい。 と、同時に、比例して、短所も伸びるだろう。 そして、弁明することなく、平然と、非難をあびよう。 「作家は書くものが勝負である」とは、そういうことだ。 私は、自らの欠点に病むことを、もう、止そう。
(2004年11月 1日)