生活してゆくとは、様々の選択対象を篩 (ふるい) にかけてゆくことだ。 様々の魅惑的な断面を見せる事象のなかから、自らの気質に合う対象を選ぶがいい。 花嫁を選ぶようにするがいい。
そして、いったん、選んだら、慈しむがいい。 陶器師の指が、作品を捏ねるように、仕事を愛撫するがいい。 仕事は作品だ。 片時も、そばに置いて、愛撫するがいい。
(2004年11月23日)