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Better leave it unsaid.

 
 私は、他の人に比べて、知力が優れている、とは思っていない。 同時に、劣っている、とも思っていない。 だから、私は、なにかをやるときは、いつも、自らに言い聞かせてきた--「人事を尽くして天命を待つ」 と。

 また、私は、この言外にある「あまい」期待も、重々、知っている。 「世間を知らない」という意味合いで、「若い」とか「素朴」というふうに、私は非難されて、ときどき、冷笑された。 だが、私は、そんなことを、百も承知であった。 人々の言葉は、とうに見え透いていた。

 
 (2004年12月 8日)


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