「一意専心」とは、「持続」的な作業を前提としている。そして、「持続」こそが、 熟練に至る道であり、1つのことを持続するためには、他のことを拒絶しなければならないので、 禁欲にならざるを得ない。そこに、ほのかな疲労の陰りが漂う。これが、「艶(魅力)」ということだ。
思い詰めることを回避して、持続を厭い、わかりやすいダイジェスト版を使って速修すれば、 「艶(魅力)」は出てこない。
(2005年 4月 8日)