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Reality only reveals itself when it is illuminated by a ray of poetry. |
次の朝は霜が降つた。
夜になつても、母親は泣いた。
雀はどうなつたか、誰も知らなかつた。
つるべの音が偶々 (たまたま) した時、
毎日々々霜が降つた。
その後母親がどうしてゐるか・・・・・・
(中原中也、「在りし日の歌」 のなかから 「冬の日の記憶」)
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