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... prophets are never welcomed in their hometown. (Luke 4-24) |
僕は故郷への手紙をかいた。
鴉のやうに零落して
靴も運命もすり切れちやつた
煤煙は空に曇つて
けふもまた職業は見つからない。
何が人生について残つて居るのか。
僕はかなしい虚無感から
貧しい財布の底をかぞへて見た。
すべての人生を銅貨にかへて
道路の敷石に叩きつけた。
故郷よ!
老いたまへる父上よ。
人生よ!
僕は出帆する汽船の上で
笛の吠えさけぶ響をきいた。
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