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What I have written stays written. (John 19-22)

 



 三島由紀夫氏は、かれの著作 「裸体と衣裳」 のなかで以下の文を綴っています。

    感情の中にも思想の中にも安住できない人間が、幸福になる方法
    は、おそらく表現することだけで、(以下、略)

 こういう状態というのは、小説家 (プロフェッショナル) にも言い得るし、ウェブ の掲示板に書き込みしている手合いにも言い得ることでしょうね。

 亀井勝一郎氏は、以下の断想を遺しています。(参考)

    何か書いていると、一種の安心が得られるものだ。表現は自己を
    確立する術にちがいないが、また自己を麻痺させる術でもある。
    文学は阿片である。

 

(参考) 「思想の花びら」 (大和書房) のなかの 「断想」 に収録されている。

 
 (2009年 1月23日)


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