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  ● QUESTION   「入社日」 は、「従業員」 entity に帰属する性質か。
  ▼ ANSWER   ちがう。


 「入社日」 は、「入社」 entity (「event」) を生成するための性質である。
 ただし、コート゛ 体系のなかに、「入社 コート゛」 あるいは 「入社番号」 が記述されていないので、「入社」 entity を生成することができないから、とりあえず、「近似値」 の entity である 「従業員」 entity (「resource」) のなかに仮置きしているに過ぎない。或る性質が或る entity に帰属するかどうか、という点は、(言語使用の観点から言えば)以下の判断規準を使えばよい。

アトリヒ゛ュート の名称=「entity 名称」+ 一般的な 「性質」
ANSI の規準書は、これを 「entity. generic」 というふうに扱っている。

具体例(「entity 名称. 性質」の判断規準)
名 称 日 付 数 量
従業員名称=従業員. 名称
顧客名称=顧客. 名称
製品名称=製品. 名称
受注日=受注. 日
出荷日=出荷. 日
契約日=契約. 日
受注数=受注. 数
出荷数=出荷. 数
返品数=返品. 数
「entity 名称. 性質」 の判断規準のなかの 「entity 名称」 は、述語論理の流派では、「domain (定義域)」 と呼ばれている。


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