ユーモア 集、一言手紙 | >> 目次 (テーマ ごと) |
「ユーモア のない 1日は寂しい」 と、島崎藤村が言ったとか。 自らの弱点を笑い飛ばす余裕がほしいですね。 なお、英語の ジョーク 集 (英文) は、「読書案内」 (英語で ロジック を養う、67ページ) を参照してください。 |
[ 読みかた ] (2008年 3月 1日)
If a person desires to be a humorist it is necessary that the people around him should be
「ユーモア」 という日本語 (翻訳語) を作りだした人物は、坪内逍遙だそうです。 「ヒューマー とは人格の根柢から生ずる可笑味」 「ユーモア」 を理解するには、人生のなかで獲得してきた 「知性」 がなければならないでしょうね。だから、こどもには、「ユーモア」 を理解することはできないでしょう。 ブリーストリー J.B. (英国の作家) は、「ユーモア」 を理解するためには、以下の ちから がなければならない、と述べています (「イギリス の ユーモア」、1976年)。
(1) 皮肉を感じる ちから 「ユーモア」 および 「ウィット」 ならびに 「ペーソス」 という ことば には、それぞれ、独自の語義があるのでしょうが──そして、それらは、文芸思想上、重要な概念なのでしょうが、事後批評の概念なのであって──、文芸評論家でない私は、それらの相違点に対して、ほとんど、興味がない。ただ、私は、「ユーモア」 を理解できないひとを好きではない。そして、「ユーモア」 を理解する ちから は、養わなければならない ちから です──「ユーモア」 の性質が、夏目漱石の述べたような性質であるならば、そして、「ユーモア」 を理解する ちから が、ブリーストリー の述べたような ちから であるならば、「ユーモア」 集のみを読めば養われる ちから ではない、ということです。「ユーモア」 は、人生と まじめに向きあった視点のひとつである、と言っても良いでしょうね。 「ユーモア」 であれ 「ウィット」 であれ、それらには、「洒脱さ」 が感じられます。ちなみに、吉田健一さん (英文学者) の随筆を読んでいて、私は、かれが 「ユーモア」 を体得しているひとであることを感じました。 |
● ポケット・ジョーク (1〜18)、植松 黎 編・訳、角川文庫 ● ユダヤ・ジョーク 集、ラビ・M・トケイヤー、加瀬英明 訳、講談社α文庫 ● ユダヤ 最高の ジョーク、ザルチア・ラントマン 編、和田任弘 訳、三笠書房 ● 詭弁の ジョーク 術、三浦 竜、ワニ 文庫 ● イギリス ジョーク 集、船戸英夫 訳編、実業之日本社 ● アメリカ ジョーク 集、船戸英夫 訳編、実業之日本社 ● ユーモア 大辞典 (上・下)、金子 登、講談社文庫 ● 国語笑字典、郡司利男 著、KAPPA BOOKS ● 大語録 天の声地の声、永 六輔、講談社α文庫 ● 無名人名語録、永 六輔、講談社α文庫 ● 普通人名語録、永 六輔、講談社α文庫 ● 一般人名語録、永 六輔、講談社α文庫 ● 平成 サラリーマン 川柳傑作選、山藤章二・尾藤三柳・第一生命、講談社 ● 平成 サラリーマン 川柳傑作選 (二匹目)、山藤章二・尾藤三柳・第一生命、講談社 ● 平成 サラリーマン 川柳傑作選 (三杯目)、山藤章二・尾藤三柳・第一生命、講談社 ● 平成 サラリーマン 川柳傑作選 (四番打者)、山藤章二・尾藤三柳・第一生命、講談社 ● 平成 サラリーマン 川柳傑作選 (五ツ星)、山藤章二・尾藤三柳・第一生命、講談社 ● 平成 サラリーマン 川柳傑作選 (第六感)、山藤章二・尾藤三柳・第一生命、講談社 ● いずこもおなじ平成家族川柳、山田良行 監修、小学館 ● 男と女の辛口川柳、尾藤三柳 選・著、同文書院 ● 新川柳 末摘花、岡田 甫、有光書房 ● とらばーゆ OL 川柳、とらばーゆ編集部 編、メディアファクトリー ● 続 かいしゃ川柳、朝日新聞 「ウィークエンド 経済」 編、丸山千桜 選、騒人社 ● いわせてもらお フツー 人の華麗な逆襲、朝日新聞日曜版編集部、、同文書院 ● にっぽん小咄大全 (世界 ユーモア 文学全集別巻)、浜田義一郎 訳編、筑摩書房 ● 風流 吉原ごばなし、宮尾しげを 著、高文社 ● 春秋艶夢 色ごよみ女の一生、岡田隆三、波書房 ● ふらんす小咄大全、河盛好蔵 訳編、筑摩書房 ● くたばれ アメリカ 弁護士 ジョーク で知る爆笑訴訟社会、服部健一、DHC ● 無遠慮な文化誌、フランク・ミューア、中西秀男 訳、筑摩書房 ● 世界毒舌大辞典、ジェローム・デュアメル 著、吉田 城 訳、大修館書店 ● 世界名言事典 新版、梶山 健 編、明治書院 ● 世界名言全書 (全六巻)、河盛好蔵 編、東京創元社 ● 日本一短い 「家族」 への手紙、福井県丸岡町 編、角川文庫 ● 一行詩 面と向かっていえない ひと言、吉村英夫 撰著、学陽書房 ● 愛しい人への はがき歌、はがき コンテスト 実行委員会 編、河出書房新社
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