2002年 9月 1日 作成 | サブノート の作成例 | >> 目次 (テーマ ごと) |
2007年10月16日 補遺 |
[ 謝意 ]
この書籍を小生が初めて読んだのは初版 (昭和 50年) が出版されたときですから、すでに、20数年前のことです。 第 4版以後も、いわゆる 「会計 ビッグバン」 と呼ばれているような 「会計制度の大変革」 が続いたので、一冊の入門書がすべての領域をまとめるというのは、およそ、できないことであって、第 4版以後に導入された制度会計の改訂について、小生は べつの (複数の) 文献を使って サブノート を作成しています。
[ 注意 ] いま、てもとにある サブノート を調べてみたら、会計・経営・マーケティング・生産管理のそれぞれの サブノート のページ数が合計で 1,000ページ 近い量でした。この量が多いのか少ないのか、という判断は小生にはできないのですが、少なくとも、「要約した」 状態でも、会計・経営・生産管理の 3つの領域を対象とすれば、それくらいの量にはなるでしょうね。 ただし、1,000ページ 近い量の半数 (500ページ) は図表です。小生は、サブノート を作成するときの コツ として、「見開き 1ページ 形式」 を使っています。つまり、左 ページ に文章を記述して、右 ページ には図表を描くという形式です。図表は、左 ページ の文章を図表化することを原則としているのですが、左 ページ のなかに記述できなかった補足情報なども記述するようにしています。 左 ページ の文章量は、(拙著の 1ページ 当たりの文字数と同じにして)1行当たり 40文字にして 1ページ 当たり 25行を原則にしています。そして、右 ページ の図表は、罫線が多くなるので、(1行当たり 40文字は左 ページ と同じなのですが) 行数は 50行としています。左 ページ の文章は、以下のように、3段階の形式にして綴ります (「問わず語り」 50ページ)。
1. 主要概念
サブノート を作成する コツ は、記述形式を 「単文」 形式にする、という点でしょうね。 1. 主要概念 [ 単語 ]
(1) 重要細目-1 は、以下のように 2つに分類される [ 単文 ]
(2) 重要細目-2 は、以下のように 3つから構成される [ 単文 ]
「財務会計論」 の文体は 「凝縮された」 文体なので、サブノート を作成するのがむずかしい文献だと思います。 なお、文章を綴ったら、かならず、(文章で綴られた中身を一覧表示できるようにした) 図表を作成してください。 1 企業会計の理論的構造
(1) 企業会計の理論的構造は、以下の 3階層から構成される。
(2) 会計公準は、以下の 2つに類別される。
(3) 構造的公準には、以下の 3つがある。
(4) 企業実体の公準は、(「所有と経営の分離」 を前提にして、) 経営の計算単位を示す概念である。
(5) 会計期間の公準は、(企業が継続することを前提にして、) 経営の計算期間を示す概念である。
(6) 貨幣的測定の公準は、計算の手段 (尺度) を示す概念である。
(7) 貨幣価値を 「一定」 であるとすれば、名目資本維持計算になる。
(8) 貨幣価値を 「変動」 するとすれば、実質 (あるいは、実体) 資本維持計算になる。
(9) 要請的公準は、環境と会計の相互関係のなかで成立する公準である。
(10) 要請的公準では、以下の 2点が論点になる。
(11) 有用性の公準は、「だれのための有用性」 であるか、という点が争点になる。
(12) 現行の企業会計は、「投資家のための有用性」 を重視している。 [ 以下、略 ] □ |
[ 読みかた ] (2007年10月16日)
本 エッセー では、具体例を示しているので、取り立てて、補遺はいらないでしょう。 ちなみに、いくつかの領域 (会計学、経営学、マーケッティング、生産管理、英語、数学など) について、本 エッセー のなかに綴った やりかた で作成した サブノート を集めて出版した書物が拙著 「IT コンサルタント のスキル」 です。幸いにも、この書物は、ロングマン 社の日本語 コーパス に収録されました。この著作は、文章を箇条書きに羅列した文体ですが、ロングマン 社の コーパス に収録された理由は、たぶん、広範囲な学問領域を対象にしているので、欧米人が日本語の様々な語彙を学習するには手軽な書物なのでしょうね。 |
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佐藤正美の問わず語り |