2012年 1月 1日 ゆく年、く る年 >> 目次 (テーマ ごと)


 

 昨年 (2011年) は、事業経営が (独立開業して以来の) 21年間の中で一番に辛い状態でした。リーマン・ショック、東北震災、円高および株安という環境は、たぶん、ほとんどの企業にとって厳しい経営環境だったのではないでしょうか──先月 (2011年12月) の新聞報道では、或る大企業の副社長が 「日本の物造りの終焉を感じる」 とまで言わざるを得ない状態でしたね。

 昨年は、財務的には辛い状態でしたが、精神的には思考が 「炸裂した」 状態でした。今年、私は 59歳を迎えます。男性の平均寿命が 79歳であることを鑑みれば、私はそろそろ初老に属する。思考力が低下しても自然の摂理なのですが、40歳から今に至るあいだの思考力を振り返ってみれば、昨年は、寧ろ逓増状態にあったので、我ながら愕いています。思考力の低下を抑止するために、昨年の 4月から私は Twitter (@satou_masami) で 「つぶやく」 ことを日課にしています──「一日一考」 という モットー を立てて、まいにち かならず一時間を工面して 「考える」 ことに集中して来ました。

 Twitter でつぶやいている文は、私が私に向かって [ 自戒として ] 綴っている文なので、他人 (ひと) が読めば高慢・皮肉に響く文体が多い──そして、じぶんに向かって綴るいっぽうで、私は私を世間に 「晒す」 という覚悟で綴って来ました。高慢・皮肉が充満した文であっても、私は世間に向かって遠吠えしている訳じゃない。そして、自省録として綴っているので、私は他人 (ひと) の Twitter を フォロー していない。私は私の考えかたを確認する (調べる) ために──そして、私の考えかたと似た考えかたをしている人たちに対して刺戟となるように──綴っているのであって、私が戦っている相手は私自身 (今までの私) です。Twitter (@satou_masami) で今までつぶやいてきた文は、本 ホームページ (http://www.sdi-net.co.jp) の中で Twilog を使って一覧できるようにしてあります。

 Twitter の他に Facebook も使っています。Facebook では、ほぼ まいにち、The Japan Times の記事の中から共同通信社の記事を抜萃転記しています──共同通信社の許可を戴いています。それらの抜萃記事は、私の英語力が低下しないように英語に接する材料にしているいっぽうで、私が他人 (ひと) と会談したときの世間話の材料として使っています。したがって、個人的に興味を抱いた記事であっても、話題として使いにくい記事は アップロード していない。Facebook は、会社の Twitter (@sdi_news) と連係していますが、個人の Twitter (@satou_masami) とは接続していない。というのは、個人の Twitter は、上述したように自省録として綴っているので、Facebook の中に転載するには 「重い」 文なので。Facebook の 「メッセージ」 は、(Facebook の 「友達」 の範囲を超えて、) a mailer として使うことができるし、Facebook と Skype を私は接続しています──Skype ホーム を Facebook にしていて、どちらかと言えば、私は Skype のほうを重宝していて、Facebook を前述したように 「ノート」 として使っています。

 Twitter、Facebook および Skype は、昨年 (2011年) の春に使いはじめたのですが、本 ホームページ と連結して使っていて、私の思考力を養うには とても有益な ツール です。私の思考力が昨年に 「炸裂した」 状態になった理由の一つは、きっと、これらの ツール を使いはじめた事に由来するのでしょう。私は 「文学青年」 的気質の強いほうなので、エンジニア を職にしているにもかかわらず、「反現代」 の趣向が強いのですが、これらの現代の テクノロジー を使って 「じぶんを凝視できる」 のであれば、そういう テクノロジー を用いないのは便宜を喪うことになるでしょうね。

 昨年、私の精神は、馬鹿に落ち着いた、そして強靱な──断崖に立っても平然としている──状態にあって、思考も 「炸裂した」 状態でしたが、果たして、今年も思考力を逓増できるか、、、。そして、自尊心の強い私は、じぶんの思考力が落ちた時に、果たして、いかなる対応をするのか、、、いずれ、そういう時は かならず来る。しかし、今年も、思考力を逓増できるように、あるいは思考力が低下しないように、現代の テクノロジー を活用して奮励したい。私の思考が確かに、正しく、力強く作用しますように。





  << もどる HOME すすむ >>
  佐藤正美の問わず語り