2022年 1月 1日 ゆく年、く る年 >> 目次 (テーマ ごと)


 

 明けまして おめでとうございます。

ゆく年を振り返って

 昨年 2021年は、コロナ 禍に明け暮れた年でしたね。一昨年 (2020年) に コロナ が pandemic になってから、SDI (私の会社) は一昨年・昨年と 2年のあいだ仕事が ほとんどない状態でした── 2011年の東北大震災の後で、震災の影響をうけて SDI の仕事がなくなって廃業寸前の状態にまで陥りましたが、友人たちが支援してくれて、なんとか元の状態に戻って、そのときの体験を教訓にして、3年ほど仕事がなくても SDI が潰れない体制を整えていたので、今回の コロナ 禍のなかで仕事が ほとんどない状態でも (今回は友人たちの支援を仰ぐことをしないでも [ 友人たちに再び迷惑をかけることなく ]、なんとか乗り切っています)。あの時に ドン 底を体験していなかったら、おそらく 今回の コロナ 禍で SDI は廃業寸前に追い込まれていたでしょうね。当時の友人たちの支援を心から感謝しています。

 さて、コロナ 禍のなかで、企業の多くが テレワーク を導入したようですね。私は、SDI を設立した当初から (1991年から) 在宅で仕事をしていたので、コロナ 禍になっても仕事の形態は変わっていない。ただ、客先に出向いて仕事することが ほとんどなかったので、学習研究の時間を たっぷりと取ることができて、さらに自らの生活を振り返って見直すことができました。

 生活の見直しのひとつが、「健康」 でした。私くらいの歳(68歳)になれば、どうしても健康を気にする(健康であることに配慮する) ようになる。若い頃には、若さ(体力)にものを言わせて、徹夜など たいがいのムリなことを乗り切ってきたけれど、今では食事・運動・睡眠を慮るようになった──粗食を心掛けて、かつ「16時間断食」をして、歩行運動(早足歩行)を30分以上やって、7時間の睡眠をとるようになった。粗食としての メニュー は、昼食には たいがい サラダ (生野菜を大きな椀にいっぱい、トマト・サーモン・ちくわ を野菜のうえに トッピング)・玄米 (あるいは、赤飯)・魚 (ときどき、牛肉・豚肉)・豆腐・ゆで卵・味噌汁、夕食は軽い メニュー にして 果物 (バナナ・リンゴ)・パン (石窯やきの セサミ [ あるいは レーズン ]・トースト) と ヨーグルト。2日に一回、早足歩行しているので、その日には、昼食として外食 (於 「ぎょうざの満州」) になって、歩く前に、もやし ラーメン・レバニラ 炒め・餃子を食べています。砂糖・白米の糖質を なるべく摂取しないようにしているのですが、粗食ばかりでは味気ないので、外食として一ヶ月のなかで たまに、こってり系の 豚骨 ラーメン (大盛り) と 唐揚げ (チキン) を食べています。おおかた、一日の食事は、1.5食 (あるいは、2食) です。それらの食事のあいだには 「16時間断食」 を まいにち 実施しています。尤も、私は喫煙しているので、喫煙をやめなければ健康法の ききめ が台無しになる、と カミサン に小言をいわれています (苦笑)。

 「16時間断食」 は、2021年になってからはじめました。「16時間断食」 をやって驚嘆したのは、身体が軽くなって、かつ頭が冴えるという実感があった。その実感を得たので、「16時間断食」 を続けています──私の今の身長・体重は 180p・77s (BMI 23.8) です、昨年以前には体重が 80s まで増えたのですが、「16時間断食」 をやるようになってから、77s を ズッと キープ しています。現代では、「ふつうに」 食事していても、カロリー を過剰に摂取している状態になるでしょう。ましてや、年老いては若い頃と同じ食事をしていれば、カロリー の過剰摂取は免れない。勿論、運動 (早足歩行) も併せて実施しています。そして、睡眠時間は、目覚まし時計を使わないで自然と起きるようにしていて、6時間から 7時間ほどの睡眠時間です。

 健康のための食事・運動というのは、万人にあてはまる法則などないので、自らの身心を実験台にして試してみて、医学的に検証されている健康法を 自らの身心が快適になるように工夫して整えるしかない (ちなみに、私は、ヨウツベ 動画のなかで、医学論文を要約した動画を いくつか チャンネル 登録しています)。

 私は、仕事しか能のないヤツなので、身体 (と思考力) が働くかぎり仕事を続けたい、できれば 85歳くらいまでは現役でいたい──仕事を続けるために健康(食事・運動・睡眠)に気をくばるようになった次第です。私の恩師は、90歳ちかくになられても現役で仕事をなさっていらっしゃる──私は恩師を見習って できるかぎり仕事を続けようと思っています。仕事──仕事を自ら意欲し計画し実践すること──ほど面白いものはない、と私は感じています。人生の最期の 1秒まで考えていたい(新たな着想を前進させたい)。

 仕事のほうは、昨年 12月になって、新刊の執筆に本腰を入れはじめました。今回の拙著は、10数年ぶりの出版です。私は、「モデル への いざない」 を脱稿したあとで、書物を執筆することに興味を喪ったのですが、「TM の会」 の会員たちと M さん (ツークンフト・ワークス 社代表、編集者) の強い勧めがあって、再び ペン を執ることにしました。出版社は、「技術評論社」 です (M さんの紹介です)。今年 (2022年) には出版されると思うので、乞う ご期待。今回の拙著は 「論理的意味論」 の モデル を、「数学基礎論」 の正統な・正当な 「モデル 論」 の歴史 (レーヴェンハイム・スコーレム の定理、タルスキー の真理条件、ゲーデル の完全性定理・不完全性定理など) を述べつつ──「数学基礎論」 を学習していない人たちでも読みやすいように、私は文体を以前の文体と著しく変えて執筆していますが──、モデル TM を わかりやすく説明しています。多くの人たちに読んでいただけることを願っています。

 英語の学習は、英英辞典 (「新英英辞典」、研究社) の例文 ノート を (辞書 1,322ページ 中の) 367ページ まで作成しました。英英辞典の全 ページ 数の ほぼ三分の一まできました。例文は、次の辞書から集めています──「ジーニアス 英和大辞典」 「リーダーズ英和辞典」 「リーダーズ・プラス」 「OXFORD Advanced Learner's Dictionary」 「新編 英和活用大辞典」。私は、仕事では形式言語を研究の対象にしていますが、いっぽうで自然言語を学習するために英英辞典を読んで例文を収集しています──自然言語であれ、形式言語であれ、私が学習研究の対象にしているのは、言語が伝える 「意味」 です。形式言語も自然言語も根気よく地道に学習するしかない。

 身体運動は、昨年、(早足歩行に加えて) ストレッチ 運動を取り入れたのですが、ストレッチ 運動は挫折しました (苦笑)。今年、もう一度 挑戦しようと決意しています。

 
く る年の抱負

 今年は、コロナ 禍が鎮静するかしら、、、鎮静することを祈っています。

 今年も しばらくは コロナ 禍が続くと思いますが、その渦中で、昨年に習慣となった 「16時間断食」 を (身体運動と併せて) 継続したい。新刊が出版されるので、モデル TM の一区切りがつくのですが、モデル 論の学習を今年も続けて、改良を続けたい。英英辞典の例文収集は、70歳 (あと 2年後) を目途に終了することにしているので、弛まず続けます (前述した辞書群の例文収集が いったん完了すれば、あらたな辞書を使って例文を増補してゆくつもりです)。そして、ストレッチ 運動を なんとか習慣にしたい (!)。ともかくも、仕事を続けるために身心を整えて、仕事に集中したい。

 皆さんも健康に配慮して、生き生きと生活されることを祈っております。
 今年は 567禍が沈静して良い年でありますように。





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  佐藤正美の問わず語り