はじまりを みいだすことは むずかしい。 否、はじめにおいて はじめることが。 そして、さらに、そこから遡ろうとしないことが。
そんなことは みんな どうでもよいことであった。 ただ 巨大なものが 徐かに 傾いているだけであった。