思想の花びら | 2010年 9月16日 |
● ヒルティ (哲学者) のことば
小さい時間の断片の利用。多くのひとびとは仕事にかかる前に、なにものにも妨げられない広大無辺の時間の大原野を常に眼の前に持とうとするから、だからこそかれらは時間を持たないのだ。実に、この小時間の利用と、「今はまだ着手しても駄目だ」 という考えをとり除くことが、或るひとの生涯の業績の半ばを形成するといってもさしつかえないくらいである。
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● 有島武郎 (小説家) のことば
何故お前はその立場に立つのだと問われるなら、そうするのが私の資質に適するからだというほかには何等の理由もない。私には生命に対する生命自身の把握ということが一番尊く思われる。即ち生命の緊張が一番好ましいものに思われる。
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