ひとは、怠惰、逸楽、浪費、無節度、吝嗇などの習慣をやしなうことができるように、勤勉、節制、倹約、誠実、寛容の習慣をも実際にやしなうことができる。そして、どんな人間的美徳も習慣になってしまわぬかぎり、たしかに身についたものにはならぬ。
愛の感激──正しくいうとこのほかに私の生命はない。