思想の花びら | 2011年11月23日 |
● ビュッフォン (博物学者) のことば
立派に書かれた作品のみ後世に残るであろう。知識の量、事実の特異性、探究された内容の新しささえ、作品の不朽を確実に保障するものではない。これらの事柄はその人間の外にある。文体はその人間自体である。
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● 亀井勝一郎 (批評家) のことば
(略) 我々が自分の学問とか知識と称しているものは、一種の 「私有化」 状態にすぎないのである。即ち学問とか知識による自己限定である。それが固定化すると偏見となり、あるいは先入観となる。(略) その自説に対し、自ら絶えず懐疑していないような 「自説」 は悪徳となる。
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