思想の花びら | 2012年 2月 1日 |
● シラー (詩人) のことば
偶然的なものを除去すること、そして必然的なものを純粋に表現すること、そこに偉大な様式がある。
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● 亀井勝一郎 (批評家) のことば
(略) 真理だけでなく、美の場合にも、究極においてそれは 「語り難いもの」 を裡にひそめている。したがってそれを求め、それにふれるということは 「沈黙」 を迫られるということでもある。すべて感動とよばれるものは、この種の沈黙を裡にひそめている。それについて語り出すや否や忽ち虚偽におちいると思うような場合を、人々は経験している筈だ。「無心」 と 「沈黙」 と、真理はこのうちにしのびよると言ってもよい。人間の言説のはかなさを知った上で、真理と美を語るべきである。
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