思想の花びら | 2012年 9月 1日 |
● デカルト (哲学者) のことば
学問はすべて相互に結合しているゆえ、一つを他から分離するよりも、すべてを一度に学ぶ方が、はるかに容易であることを、人はよく心得ねばならぬ。
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● 亀井勝一郎 (批評家) のことば
死に方、負け方について、古来日本には二つの態度がある。「心頭を滅却すれば火もまた涼し」 といった禅的気魄と、「ただ嘆きのままにうちまかせる」 という親鸞の凡夫道と。しかしいずれにしても、それが人に見られることを予想した 「態度」 となってはよくない。我々は戦時中を通して 「火もまた涼し」 の方に、少なくとも表面は慣らされてきた。度胸があって、毅然として、びくともせぬ態度が、いつの場合でも立派とされてきた。立派にはちがいないが、立派すぎて困ることがあるのだ。つまり柄にもない役者を多く生むのである。
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