思想の花びら | 2013年 8月23日 |
● アラン (哲学者) のことば
単なる可能のうちからどれが最も美しかろうなどと捜しあぐむのは時間の浪費というものである。いかなる可能も美しくはなく、ただ現実のもののみが美しいのだから。まず制作せよ、判断はそれからのことだ。これこそあらゆる芸術の第一条件である。(略) それは、現実の対象をもたぬあらゆる瞑想は必然的に不毛だということである。(略) しかし、人は存在するものしか考えることはできない。まず君の作品を作ってみることだ。
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● 亀井勝一郎 (批評家) のことば
しかし物語や詩歌に接する態度とはその割りきれないものの中で翻弄され、感動をうける以外あるまい。ある分別をこころみ、または理論化しなければ、理解したと思えない人がある。それも一つの理解ではあろうが、口に出して表現出来ず、ただ沈黙のままに心に感ずるという理解もある。
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