思想の花びら | 2020年 8月15日 |
● アラン (哲学者) のことば
成熟してくると、自分についての確信、いろいろな事物に対する軽蔑や無関心な態度が見とおしのよくきいた精神に働きかける。(略) 成り上がり者は、自分のたどってきた道を忘れることができないものだ。
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● 亀井勝一郎 (批評家) のことば
もしこのとき、この人 (あるひは書物) に会はなかつたならば、自分はどうなつてゐたであらうと思ふことがある。そこに生ずるのは謝念である。人生に対する謝念とは邂逅の歓喜である。(略) 邂逅の歓喜あるところに人生の幸福があると私は思つてゐる。私はそれ以外の人生の幸福を信じない。
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