思想の花びら 2021年11月15日


 ●  アラン (哲学者) のことば

  世の中は思いきってやる機会にことをかかぬものだ。思いきって真実の価値を評価すること、警察官がどんなにえらかろうと、警察官は警察官だ、うそつきはうそつきだ、おだて屋はおだて屋だ、と評価すること、しかもすべてを精神にしたがって評価して、明察の力によってすべてを許すというところまでいく。これが戦争よりもっと冒険なのだ。

 



 ●  亀井勝一郎 (批評家) のことば

  「進歩」 を無条件に信ずることは出来ない。知恵が増すにつれて憂いもまた多くなる。そして未来についての 「言葉」 だけが涯もなく空転しているようにみえる。文明の発達と饒舌は不可分にむすびついているらしい。

 


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