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 ●  スヒ゜ノサ゛ (小説家) のことば

  貪欲、野心、贅沢は、苦患のなかに数えられてはいないが、明らかに狂気の一種なのである。

 

 ●  吉田兼好 (歌人) のことば

  一事を必ずなさむと思はば、他の事の破るをもいたむべからず。人のあざけりをも恥づべからず。
  万事にかへずしては、一つの大事成るべからず。


/ 2005年 1月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ラッセル (哲学者) のことば

  一貫して変わらない目的を持つことだけでは、人生を幸福にする訳にはいかないのかもしれない。しかし、そういう目的は、多くの場合、幸福な人生を送るための不可欠な条件の1つである。そして、一貫して変わらない目的が、具体的に実現されるのは、主として、仕事によってである。

 

 ●  亀井勝一郎 (文芸評論家) のことば

  農民は美術品をつくろうと思って農具や土器をつくったわけではない。しかし、二、三百年もたてば、それが美術品のように珍重されるのは、日常の生活にむすびつき、その中でくりかえし工夫されてきたからである。そしてとくに大切な点は、役に立たなくなると、容赦なく捨てられるというきびしい運命に堪えてきたことである。


/ 2005年 1月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  エッシェンハ゛ッハ (女流作家) のことば

  幸福な奴隷は、自由のもっとも憎むべき敵である。

 

 ●  井原西鶴 (小説家) のことば

  一日まさりになじめば、人ほど かはいらしき者はなし。


/ 2005年 2月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ラ・ロシュフコー (批評家) のことば

  人間一般を知ることは、ひとりひとりの人間を知ることより、やさしい。

 

 ●  森鴎外 (小説家) のことば

  己の感情は己の感情である。 己の思想も己の思想である。 天下に一人(いちにん)のそれを理解してくれる人がなくたって、己はそれに安んじなくてはならない。 それに安じて恬然(てんぜん)としていなくてはならない。


/ 2005年 2月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ウ゛ォルテール (詩人) のことば

  人は何も言うことがないと、いつも悪口を言う。

 

 ●  亀井勝一郎 (文芸評論家) のことば

  きびしい叱責の声を聞くことが稀になりつつある。教育においても、芸事においても、労働においても。その原因はおそらく熟練性の喪失にある。大量生産の傾向からは、責任ある叱責の声は起こらない。同時にそれは人間への信頼感の喪失でもある。


/ 2005年 3月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  アタ゛ム・スミス (経済学者) のことば

  人間とは取引をする動物である。犬は骨を交換しないのだ。

 

 ●  森鴎外 (小説家) のことば

  ぼくは生まれながらの傍観者である。(略) どんなに感興のわき立った時も、ぼくはその うずまき に身を投じて、心から楽しんだことがない。ぼくは人生の活劇の舞台にいたことはあっても、役らしい役をしたことがない。


/ 2005年 3月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  オスカー・ワイルト゛ (小説家) のことば

  人間のことを、あの人は良い人だとか、この人は悪い人だとか、そんなふうに区別するなんて、まったく馬鹿げた話ですよ。人間は魅力があるか、さもなければ退屈か、そのどちらかですからね。

 

 ●  芥川龍之介 (小説家) のことば

  どうか英雄とならぬように--英雄の志を起こさぬように力のないわたしをお守り下さいまし。


/ 2005年 4月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  フ゜ーシキン (詩人) のことば

  人間は、金銭を相手に暮らすのではない。人間の相手は、つねに、人間だ。

 

 ●  亀井勝一郎 (文芸評論家) のことば

  「思いつめる」 という心の状態なしに、思想の形成はありえない。


/ 2005年 4月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  コ゛ーリキー (小説家) のことば

  他人をあてにしてはならない...それは期待するほうが、まちがいなのだ。
  われわれは、みんな、取るために生きているので、与えるために生きているのではないのだ。

 

 ●  荻生徂徠 (儒学者) のことば

  人を用ふるの道は、その長所をとりて短所はかまはぬことなり。
  長所に短所はつきてならぬもの故、短所は知るに及ばず。


/ 2005年 5月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  A. フランス (小説家) のことば

  正直とか親切とか友情とか、そんな普通の道徳を堅固に守る人こと、真の偉大な人間というべきである。

 

 ●  芥川龍之介 (小説家) のことば

  運命は偶然よりも必然である。「運命は性格の中にある」という言葉はけっして等閑に生まれたものではない。


/ 2005年 5月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ウ゛ァレリー (詩人) のことば

  偉人とは、死後、他人を困惑させる人間である。

 

 ●  森鴎外 (小説家) のことば

  おれなんぞの顔は閲歴がだんだんに痕を刻み付けた顔で、親に生み付けてもらった顔とは違う。


/ 2005年 6月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  オスカー・ワイルト゛ (小説家) のことば

  重大な問題の場合には、物の言いかたが美しいか美しくないかってことが大切なんです。
  ほんとうか嘘かなんて問題じゃないんです。

 

 ●  吉田兼好 (歌人) のことば

  分を知らずして強ひて励むは、おのれが誤なり。


/ 2005年 6月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ハ゜スカル (思想家) のことば

  好奇心は虚栄心にほかならない。多くの場合、人が知ろうとするのは、それを語らんがためにほかならない。

 

 ●  貝原益軒 (儒学者) のことば

  言葉多ければ口のあやまち多く、人に憎まれ、わざはひ起こる。つつしみて多く言ふべからず。


/ 2005年 7月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  アラン (哲学者) のことば

  人は自分の持っていないものを悪く判断するものである。

 

 ●  吉田兼好 (歌人) のことば

  心なしと見ゆる者も、よき一言はいふものなり。


/ 2005年 7月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  シ゛ューヘ゛ール (批評家) のことば

  人は行動する時には諸々の規則に従わなければならないが、判断を下す時には諸々の例外を考慮しなければならない。

 

 ●  亀井勝一郎 (文芸評論家) のことば

  伝わるということは奇蹟に近い。いかに多くのことが省略され、歪曲され、あるいは忘却されたか。伝わるということは一種の受難でもある。


/ 2005年 8月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ラ・ロシュフコー (批評家) のことば

  一つも馬鹿げたことをしないで生きている人間は、かれ自身で考えているほど賢明ではない。

 

 ●  亀井勝一郎 (文芸評論家) のことば

  死に直面して、びくともしない名僧の話だけでは困る。死に直面して、悲歎し狼狽する 「名僧」 もいなければ凡人は救われない。


/ 2005年 8月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  セルハ゛ンテス (小説家) のことば

  どんな虫っけらだって、踏みつけられりゃあ、何を! というかっこうをするもんだ。

 

 ●  北条時頼 (鎌倉幕府4代将軍) のことば

  わが心 鏡にうつすものならば さこそ 姿の醜くかるべし。


/ 2005年 9月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  エト゛ワート゛・ヤング (詩人) のことば

  利口になるにも スヒ゜ート゛ が肝心だ。四十歳の馬鹿は、本物の馬鹿だ。

 

 ●  紫式部 (女流文学者) のことば

  いとしも、物のかたがた得たる人は難(かた)し。ただ わが心のたてつる筋をとらへて、人をばなきになすなめり。


/ 2005年 9月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ウ゛ァレリー (詩人) のことば

  もっとも激しく もっとも必然的な憎しみは、われわれが成りたいと思っているものに すでに 成っている人間に向けられる。

 

 ●  清少納言 (女流文学者) のことば

  人には一に思はれずは、更になにかせん。

  (註) 「一番でなければ、生き甲斐がない」 という意味か。それとも、「わたしのみを愛して」 という意味か。
     いずれにしても、平安時代に、こういう考えかたをしていた女性は、すごい、と思う。


/ 2005年10月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  モロア (批評家) のことば

  涙のなかには つねに少しばかりの見栄がまじっている。

 

 ●  紫式部 (女流文学者) のことば

  世に亡くなりて後に怨残すは、常の事なり。


/ 2005年10月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ケ゛ーテ (小説家) のことば

  青年は教えられるより、刺激されることを欲す。

 

 ●  小林秀雄 (文芸評論家) のことば

  青年にとっては あらゆる思想が、単に おのれの行動の口実にすぎぬ。


/ 2005年11月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  ユコ゛ー (小説家) のことば

  私の趣味は貴族的で、私の行動は民主的である。

 

 ●  吉田兼好 (歌人) のことば

  手のわろき人の、はばからず文かきちらすは、よし。見ぐるしとて、人にかかするは、うるさし。


/ 2005年11月16日 /  ページ の トップ /
 


 ●  シ゛ューヘ゛ール (批評家) のことば

  食卓は祭壇の一種であって、祭の日や饗宴の日には飾らなければならない。

 

 ●  貝原益軒 (儒学者) のことば

  食は身をやしなふ物なり。身を養ふ物を以て、かへつて身をそこなふべからず。


/ 2005年12月 1日 /  ページ の トップ /
 


 ●  コ゛ーリキー (小説家) のことば

  理窟をこねるのは どんなときでも馬鹿げたことだ。まして酒に酔ったうえでの屁理窟などは問題でない。酔うために必要なのは酒で、良心の苛責や歯ぎしりではない。(注)

 (注) 原文では、vodka (ウオツカ) になっているのですが、「酒」 にしました。

 

 ●  清少納言 (随筆家) のことば

  かたはらいたきもの、----思ふ人のいたく酔ひて、同じことしたる。


/ 2005年12月16日 /  ページ の トップ /

[ END ]


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