▼ 「集合論」 の記号一覧 way out >>
記号 意味 読みかた あるいは説明
{ } 集める
物を集めて 1つの集合を形成するときに、物のあいだに並ぶ順序を論点にしないなら、{ } という記号を使って集合を表現する。
{ a, b } と { b, a } は同じ集合である。
( ) 並べる
物を集めて 1つの集合を形成するとき、物のあいだに並びかたが成立するなら、( ) という記号を使って集合を表現する。
(1, 2) と { 1, 2 } は意味が違う。 (2, 1) と (1, 2) は意味が違う。
2つの物のあいだに順序が成立しているなら、その 2つの物を 順序対 という。
帰属
[ a∈A ] a は A に属する。 a は A の メンバー(element)である。
包摂
[ A⊂B ] A は B に含まれる。 A は B の 部分集合(subset)である。
和集合
[ A∪B ] 結びともいう。 いずれかの集合に属するメンバー全体をいう。
共通集合
[ A∩B ] 交わりともいう。2つの集合に共通なメンバーの全体をいう。
補集合
全体集合 W の部分集合 M について、W のメンバーのなかで、M に属していないメンバー全体を補集合といい、「〜M」というふうに表わす。
Mc や、¬ M とも記述することがある。 したがって、W = M∪〜M。
f (x) 性質
性質 f をもつ x の集合。 「x は性質 f をもっている」ということ 。
同じ性質 f をもつ物を集めて集合(外延)を形成することを表現している。
R (x, y) 関係
「x は y に対して関係 R にある」。
2つの物 (a と b) の関係は 「aRb」として表現される。
R は Relation の略である
「aRb」は、 R(a, b)として表現することでき f(x, y)と同値である。
F = { x | f (x) }. 内包(意味)
性質 f(x)を集合 F の内包という。
内包的定義は性質 f (x) を使って記述する。 F = { x | f (x) }。
F = { a, b, c }. 外延(集合)
集合 F を性質 f(x)の外延という。
外延的定義は集合 F のメンバーを列挙する。F = { a, b, c }。
内包が正しい外延を形成することを周延 (distribution)という。
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