2001年 9月30日 作成 | 英語で ロシ゛ック を養う | >> 目次 (作成日順) |
2006年 3月16日 更新 |
「英語」 は 「言語」 である。言語を使うということは、生活様式そのものである。すなわち、英語を使う (あるいは、「単なる英会話の域を超えた」 英語を学ぶ) ということは、英語圏の人々の生活様式や思考のしかたを体感するということである。 「佐藤正美の問わず語り」 のなかで、思考力を養うために、格言集や英英辞典を読むことを勧めたが、英語圏の人々の発想や 思考を理解するためには、以下に記載する書籍を 「拾い読み」 すれば良い。以下に記載する書籍は、それぞれが、ヘ゜ーシ゛ 数の多い本 であるが、断章を多量に集めてあるから、全編を通読するのではなくて、興味ある単語を起点にして、「拾い読み」 をすれば良い。 |
原書 (英文) を、いきなり、読むのではなくて、入門書として、次の 3 冊を読んで、英語圏の humor 感覚を理解して下さい。この 3 冊は、全編を読んで (通読して) 下さい。(記載順不同) |
● 悪魔の辞典、アンフ゛ロース゛・ヒ゜アス 著、乾 幹雄 訳註、大学書林 ● 新英和笑辞典、郡司利男 編、研究社 ● 世の中がわかる法則の本、ハロルト゛・フェイハ゛ー著、奥津文夫・田中英史 共訳、北星堂書店 |
[ 読みかた ] (2006年 3月16日)
Humor を、新英和笑辞典で調べたら、以下の 「定義」 が記述されていました。 humor Something which, like history, repeats itself. そして、humorist として、以下の 「定義」 が記述されていました。 humorist One who originates old jokes.
太陽の下に新しきことなしとは古人の道破した言葉である。しかし、新しいことのないのは獨り太陽の下ばかりではない。 芥川竜之介の示した人生様相が、humor、wit、joke、irony や sarcasm の生まれる土壌になっているように ぼくは思います。「笑い」 の性質を考えたら、ヘ゛ルクソン が取り組んだように、哲学的な テーマ になるでしょうね。人間以外の動物は、「みずからの失態」 を an object にして、「笑い」 飛ばすことがあるのかしら。ただ、生活のなかの the redicrous・the comical・the absurd として、なにを対象にして 「笑う」 かという点は、それぞれの文化のなかで違うようです。たとえば、日本人は、転んだときに、転んだ人も笑うし、他人が転んだのを観ていた人たちも笑うようですが、欧米人には、まず、この感覚は理解できないでしょう。 米国は、多民族があつまっている社会ですし、階級社会ですし、「個」 を主張する社会です。そういう社会なので、対人関係のなかで生じる ストレス (圧迫感) を和らげる jokes・humor は、社交術として a must です。たとえば、フ゜レセ゛ンテーション をはじめる際には、joke の 1つを言うことが 「定番」 にもなっています。欧米の書店では、joke・humor の書物をあつめた本棚 (コーナー) もあるほどです。米国に出張したときに、大きな書店に出向いて、そういう書物を いくつか購入して下さい。ぼくは、米国を訪れたときには、かならず、書店に往って、(まず、コンヒ゜ュータ 関連の本棚の前に立って、書物のすべての背表紙を観て、どういう テーマ が話題になって、どういう書物が出ているのかを調べたあとで--コンヒ゜ュータ の書物は、まず、買わないのですが (笑)--、reference/dictinary の本棚に移って、「特徴ある」 辞典が出ていれば購入して、) 次に、joke・humor の本棚に移って、買い漁ります。
日本人 (コンヒ゜ュータ 業界の人たち) が米国視察 ツアー に出向いたとき、ぼくは、コーテ゛ィネータ 兼通訳者として、たまに (年に一回か二回ほどの頻度で、数年間ほど、) 同行しましたが、米国人が フ゜レセ゛ンテーション する際、joke ではじめて、本職の通訳者は巧みな日本語にしていたのですが、日本人一行は笑わないし--ぼくは通訳者として同行しても、補助の通訳者であって、コンヒ゜ュータ 技術の詳細な説明になって、本職の通訳者が困ったときに、ぼくが助けるという役割だったのですが--、まるで、通夜に列席しているような感じでした (苦笑)。joke・humor を言うことを、日本人は 「ふまじめである」 とみなしているのかしら (謎)。 本 ヘ゜ーシ゛ で記載している書物に関して、個々に、それらを読んでほしいということではなくて、そういう類の書物 (joke・humor、anecdotes や quotations) を、多数、読めば良いということを示しています。本 ホームヘ゜ーシ゛ の 「問わず語り」 で記述しましたが、ぼくは、こういう アフォリス゛ム・one-liners を読むのが好きですし、「英借文」 の活用辞典として使うこともありますし、なによりも、思考力を鍛えるために、これらの書物は役立ちます。□ |
▼ anecdotes や quotations を集めた書物: 以下の書籍は、「拾い読み」 すれば良い。
● 2500 ANECDOTES FOR ALL OCCASIONS
● 6200+ WISE CRACKES WITTY REMARKS, & EPIGRAMS for All Occasions
● GOOD ADVICE
● Metaphors Dictionary
● Webster's NewWorld DICTIONARY OF QUOTABLE DEFINITIONS
● THE INTERNATIONAL Thesaurus of Quotations
● HANDBOOK OF 20th CENTURY QUOTATIONS
● The Oxford Dictionary of Modern Quotations
● THEMATIC DICTIONARY OF QUOTATIONS
● DICTIONARY OF BUSINESS QUOTATIONS
● SOCIAL SCIENCE QUOTATIONS
● Dictonary of Sulting Quotations
● Theasury of RELIGIOUS QUOTATIONS |
▼ ユーモア を集めた書物: 以下の書籍は、「拾い読み」 すれば良い。
● 5600 JOKES FOR ALL OCCASIONS
● 10,000 JOKES, TOASTS AND STORIES
● More of the Best of MILTON BERLE'S PRIVATE JOKE FILE
● The Bill Gates Jokebook (volume one and two) [ いわゆる 「業界 ネタ」、以下のような傑作の ユーモア が満載されている。 "What does IBM stand for?" |
▼ ことばの 「意味」 から逆に単語を引く辞書: 以下の書籍は、「拾い読み」 すれば良い。
● Bernstein's REVERSE DICTIONARY |
▼ 有名な演説や インタヒ゛ュー を集めた書物: 以下の書籍は、「拾い読み」 すれば良い。
● THE PENGUIN BOOK OF HISTORIC SPEECHES
● THE PENGUIN BOOK OF INTERVIEWS: an anthology from 1859 to the present day |
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