2003年 2月 1日 | CBS と order-by | >> 目次 (作成日順) |
単一選択条件 (連言や選言を使わない 1つの条件文) はどうかと言えば、単一選択条件であっても、トラヴァーサル・テーブル を生成することがある。以下の例を使って説明する。 |
従業員番号 | 従業員名称 | 従業員住所 |
001 | 佐藤正美 | A |
002 | 稲森いずみ | B |
003 | 佐藤恵美子 | A |
004 | 佐藤 敦 | C |
物理的な配列 (native-sequence) は従業員番号順に並んでいるので、並び直さなければならない。
並び直すためには作業域 (work-area) を用意しなければならない。
つまり、「order-by」 を使えば、トラヴァーサル・テーブル が生成される。 したがって、「order-by」 を使わないで並び直すことを考えなければならない。 以上に述べてきた点をまとめれば、以下のようになる。
(1) セット・アット・ア・タイム 法は 「MAX-Start I/O」 を制限できない。 (2) 「order-by」 を使えば、(sort 域を用意するために) トラヴァーサル・テーブル を生成する。 (3) 複合選択条件を使えば、(「同一 row 上の検証」 をするために) トラヴァーサル・テーブル を生成する。 次回は、レコード・アット・ア・タイム 法を説明する。 |
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