2003年 9月16日 | スペース 管理 (space-management) | >> 目次 (作成日順) |
スペース 管理 (space-management) には、以下の 4つがある。
(1) 再利用なし。 (no space reclamation) ディスク のなかに追加 (ADD) された データ は、削除 (DELETE) されることがある。ディスク のなかの任意の データ が削除されたら、ディスク のなかには、空き エリア が生じる。削除のために生じた空き エリア を、どのように使うか、という管理が スペース 管理である。
「再利用なし」 は、空き エリア を再利用しなで、つねに、ディスク (データ・エリア) の最後を次の利用 スペース とする管理である。この オプション は、おもに、「READ-only」 の プロセス に対して役立つ──とくに、データ の キー が連続番号を付与されて、データ が昇順に並んでいる際には、極めて有効な オプション である。
「再利用あり」 は、追加される データ が、空き エリア に納められる大きさであれば、空き エリア に収める オプション である。ランダム・アクセス 向きの オプション である。 「循環利用」 は、(データ・ディスク が満杯になったら) 新たに追加される データ は、ディスク の初めの アドレス に納められて、古い データ が削除される オプション である (add-high, delete-low)。たとえば、データ には日付が付与されていて、ディスク のなかには、1月の データ と 2月の データ が収められていれば、3月の データ は、1月の データ を削除して、収められる (3月の データ →2月の データ という並びになる)。つまり、データ・エリア の最初にもどって循環する形式である。この形式を使っている典型的な ファイル が ログ・ファイル である。シーケンシャル・アクセス 向きの オプション である。 「クラスター 利用」 については、すでに、前述したので、208ページ を参照されたい。 次回は、(「循環利用」 を使っている ログ・ファイル の) チェックポイント について述べる。 |
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