2004年 1月 1日 | モニタリング と チューニング (I/O 以外) | >> 目次 (作成日順) |
(1) バッファ の使用状態 (refresh 回数)
市販されている データベース は、それぞれ、独自の バッファ 法 (buffering) を使っているので、バッファ 法を一般論として述べることはできない。したがって、DBA は、自らが担当している データベース の バッファ 法を熟知されたい。注意してほしい点は、バッファ を多く割り当てるということが、かならずしも、高 パフォーマンス の実現に直結する訳ではない、という点である。過剰な (too much) バッファ は パフォーマンス を逆に低下する点に注意されたい。
バッファ の再利用が低ければ、バッファ が効率的に使用されていない。
(indexing の) B ツリー 構造では、low-level-index の split が多ければ、high-level-index 再編成されて、パフォーマンス が低下する。また、データ 圧縮の負荷が高いなら、パフォーマンス は低下する。 以上の諸点のなかに問題点がなければ、チャネル の状態 (priority および busy 状態)、ディスク の アーム 稼働状態 (busy状態) および データセット の割り当てを調べる。
(1) 論理 I/O 回数 (プログラム が出した I/O 回数) 更新 トランザクション が多い環境のなかで、論理 I/O 回数が多くて、物理 I/O 回数が相対的に減少していないなら、パイプライン の有無を調べる。もし、パイプライン が導入されているなら、パイプライン の パラメータ 値を──ログ・ファイル の大きさを考慮しながら──大きくすればよい。もし、パイプライン が導入されていないなら、更新は、できるかぎり、DELETE および CHANGE を避けて、ADD にする。 |
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