2004年 4月16日 作成 哲学 (ギリシア・スコラ・デカルト・カント ほか) >> 目次 (作成日順)
2008年 9月16日 更新  



 哲学の文献 (愛読書) を読んでいて、歴史のなかで遡及して読まなければならなくなった書物を掲載します。



[ 読みかた ] (2008年 9月16日)

 私は哲学の専門家ではないので、哲学史に名を刻んだ卓越した説を すべて 読むほどの余裕も熱意も知力もないのですが、哲学の愛読書のほかでは、アウグスチヌス と ルソー を読んで感応しました。プラトン、アリストテレス、デカルト と カント という big name は、かれらの後 (のち) の世代に対して多大な影響を与えたので、近代・現代の哲学者を読んでいたら、かれらまで遡及しなければならなかったという意味で読んでいる次第です──したがって、近代・現代の哲学者が示した説のなかで言及されているので、先代の哲学者たち (プラトン、アリストテレス、デカルト と カント ら) の原典を調べているという程度の読みかたであって、かれら (プラトン、アリストテレス、デカルト と カント ら) の説を丁寧に学習している訳ではない [ たとえば、ウィトゲンシュタイン の哲学を学習するのと同じ熱意・知力を注いではいない ]。そして、哲学史の書物で記述されている かれらの説を ウケウリ して哲学を知ったふりするつもりは私にはない──そういう態度は、哲学の本来の意味に反するでしょうから。本 ページ に記載した哲学者たちに関して──アウグスチヌス と ルソー を除いて──、私は かれらの生きかた (および、かれらの説の総体) を対象にして学習しているのではなくて、かれらの示した説のなかで いちぶを学習しているという程度の 読みかたしかしていないことを記しておきます。





 ▼ [ ギリシア 哲学、スコラ 哲学、キリスト 教 ]

 ● プラトン 名著集、田中美知太郎 編、新潮社

 ● 世界文學大系 3 プラトン、筑摩書房

  以下が収録されている。
  - ソクラテス の弁明
  - パイドン
  - 饗宴
  - プロタゴラス
  - メノン
  ほか

 ● 世界の名著 8 アリストテレス、田中美知太郎ほか、中央公論社

  以下が収録されている。
  - 政治学
  - 詩学
  - 形而上学
  - エウデモス 倫理学

 ● 世界の名著 13 キケロ/エピクテトス/マルクス・アウレリウス、中央公論社

  以下が収録されている。
  - スキピア の夢 (キケロ)
  - ストア 学派の パラドックス (キケロ)
  - 語録 (エピクテトス)
  - 要録 (エピクテトス)
  - 自省録 (アウレリウス)
  ほか

 ● 世界の名著 14 アウグスティヌス、中央公論社
  [「告白」 (山田 晶 訳) が収録されている。]

 ● アウグスティヌス 世界の思想家 3、泉 治典 編、平凡社

 ● 瞑想録、パスカル、由木 康 訳、白水社

 ● 真理論 第一問 ほか、トマス・アクィナス、花井一典 訳、哲学書房

 




 ▼ [ デカルト、カント ]

 ● 方法序説、デカルト、落合太郎 訳、岩波文庫 613-1

 ● 哲学原理、デカルト、桂 寿一 訳、岩波文庫 613-3

 ● 精神指導の規則、デカルト、野田又夫 訳、岩波文庫 613-4

 ● 純粋理性批判 上、カント、篠田英雄 訳、岩波文庫 625-3

 ● 純粋理性批判 中、カント、篠田英雄 訳、岩波文庫 625-4

 ● 純粋理性批判 下、カント、篠田英雄 訳、岩波文庫 625-5

 




 ▼ [ その他 ]

 ● 世界文學大系 17 ルソー、筑摩書房
  [「告白」 が収録されている。]

 ● 世界の名著 51 ブレンターノ/フッサール、中央公論社

  以下が収録されている。
  - 道徳的認識の源泉について (ブレンターノ)
  - 厳密な学としての哲学 (フッサール)
  - デカルト 的省察 (フッサール)
  - ヨーロッパ の学問の危機と先験的現象学 (フッサール)

 ● 世界文學大系 42 ニーチェ、筑摩書房

  以下が収録されている。
  - ツァラトゥストラ は かく語った
  - 悲劇の誕生
  - この人を観よ
  ほか

 ● 寓話、ラ・フォンテーヌ 作、G・ドレ 挿画、窪田般弥 訳、社会思想社
  [ 哲学書ではない、と言われるかもしれないのですが、小生の好きな書物の 1つです。]

 



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