「TMの会」 プログラム このウインドウを閉じる
/ 2006年12月25日 / 

 

 今回から、「本稼働システム」 の データ を対象にして、T字形 ER図 (N さん作成) の 「読みかた」 を学習します。今回から、「本稼働システム」 の情報を対象とするので、この ホームページ のような 「公」 の場所--だれでもが、目にすることができる場所--では、「TMの会」 で披露した 「読みかた」 を、すべて、公表しない点を ご了承下さい。

 TMD (TM Diagram) は、以下の手順で作成されます。

 (1) Tentative Modeling
 (2) Semantic Proofreading

 Tentative Modeling では、TM の文法 (生成規則) に従って TMD を作成するので、だれが作成しても、TMD は、ほとんど同じになるのですが、Semantic Proofreading では、いったん作成された TMD と現実の経営過程とを対比しながら推敲するので、推敲のしかた が大切な技術となります。

 ただ、推敲のしかた には、「一般手続き (アルゴリズム)」 はないので、会員の皆さんは、ぼくが どのように添削するのかを 実際に観て、「読みかた」 の コツ を習得して下さい。

 TMD の推敲では、まず、「event」 を追跡して、「事業過程の構成」 を確認して、次に、「resource」 を確認して、「resource」 が 「event」 に対して、どのように関与しているか--および、「resource」 のあいだで構成される 「制約 (対照表)」 「派生的な event (対照表)」 -- を調べます。

 今回は、「event」 を追跡する やりかた を実演しました。
 そして、「event」 を追跡するときに、「event の 『対応性』 を注意する」 ことを示しました。

 今回の TMD では、構造上、以下の点が特徴になっています。

    R1 (x, f1) ──→ R2 (y, f2)
     ↑           │
     └───────┘

 R1 も R2 も 「HDR-DTL」 構造です。すなわち、f1 は (xi, xj) を示し、f2 は (yi, yj) を示します。
 そして、以下の対応性が成立しています。

 (1) R1 の DTL xj は、R2 の HDR y に対して、「1-対-1」 に対応する。
 (2) R2 の DTL yj は、R1 の HDR x に対して、「1-対-1」 に対応する
   (新たな認知番号を付与される)。

 すなわち、構造上、以下の 2点を作図しなければならない。

 (1) x が 「再帰」 になっている。[ (xm, xn) ].
 (2) 「再帰」では、新たな xn は、yj に対応している (同じ外延である)。

 会員の皆さんは、この特徴点を一読して把握できるようにして下さい。
 なお、この特徴点を どのようにして作図するか は、皆さんの 「宿題」 としました。

 講義録は、tm-net を参照して下さい。

 
[ 追伸 ]

 TMD 添削のあとで、演奏会 (ピアノ、ヴァイオリン、サックス) が開催されました。
 「生の」 演奏は、すばらしかった (!)

 演奏会の写真が tm-net に アップロード されると思うので、ご覧下さい。

 

ページのトップ
 
  このウインドウを閉じる