「中沢家」 の TMD (TM Diagram) を、前回から ひき続いて、推敲しました。
1. 推敲のしかた
推敲のしかた (基本的な技術) として、以下の 3点を まとめました。
(1) 2つの集合 (A と B) のあいだの関係 (とくに、「resource」 のあいだの関係)
(1)-1 A と B は、べつべつの集合である。
(1)-2 A と B は、いちぶ まじわる。
(1)-3 A は B を包摂する。
(1)-4 B は A を包摂する。
(1)-5 同じ外延である。
(2) 「p ⇒ q」 (とくに、「event」 のあいだの関係)
(2)-1 逆 (q ⇒ p)
(2)-2 裏 (¬p ⇒ ¬q)
(2)-3 対偶 (¬q ⇒ ¬p)
(3) 真理値表 (2つの事態の成立・不成立)
(p ∧ q) ∨ (¬p ∧ q) ∨ (p ∧ ¬q) ∨ (¬p ∧ ¬q).
2. 構造の検討
中沢家の TMD のなかで、以下の構造 (図中、赤線で示した構造) が 「整合性」 を実現しているかどうか--矛盾が起こらないかどうか--を検証しました。
┌─────┐R ┌─────┐R
| 図 面 | | 製番管理 |
└──┬──┘ └──┬──┘
| ┼
× |
| |
┌───┴───┐ ┼
┌──┴──┐ ┌──┴──┐ ┌─────┐E ┌──┴──┐E
| HDR | | DTL ├┼──<| 受 注 |>─○─<| 手 配 |
└─────┘ └──┬──┘ └─────┘ | └──┬──┘
| ┌──┴──┐ |
× | 対応表 | ×
| └─────┘ |
┌───┴───┐ ┌───┴───┐
┌──┴──┐ ┌──┴──┐ ┌──┴──┐ ┌──┴──┐
| HDR | | DTL | | HDR | | DTL |>─┐
└──┬──┘ └─────┘ └─────┘ └─────┘ |
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以上の検討の道筋は、tm-net に アップロード されている講義録を参照して下さい。