「中沢家」 の TMD (TM Diagram) を 「総括」 しました。
今回は、推敲ではなくて、「総括」 として、「最初に作成した TMD (TMDfirst)」 と 「(推敲された) 最後の TMD (TMDlast)」 を対比して、「違い」 を説明しました。
1. 論理的意味論
TMDfirst と TMDlast を対比して、以下の手続きを再確認しました。
(1) 「真」 とされる集合 (entity)、「F-真」の項、「L-真」の項
(1)-1 「真」 とされる集合を定立する (「F-真」の項であるとは限らない)。
(1)-2 [ 生成規則の適用 ] 「L-真」の項を構成する。
(構文論で モデル を作成する。)
(1)-3 [ 指示規則の適用 ] 「L-真」の項に対して、「F-真」 を問う。
(意味論で モデル を推敲する。)
[ TM では、最終構成項の 「真」 を問うのが、意味論的推敲の コツ である。]
2. 「構造」 の検討
(2) TMDlast は、事業過程・管理過程の問題点として以下を示していました。
(2)-1 カード 区分コード
(2)-2 群. 棚. 列. カード. 対照表
(2)-3 カード. 社員. 対照表
(2)-4 ストア 指示番号
最大の問題点は--問題点の 「震源地」 は--、「物と カード」 を対応しようとしている 「カード 区分 コード」 であることが示されました。
3. 「改善案」 の作成
TMDsolution を作成するかどうは、「土勉会」 で協議して下さい。
4. 次回からの テーマ
次回から、「モデ家」 の TMD を推敲します。
以上の検討の道筋は、tm-net に アップロード されている講義録を参照して下さい。